2025/2/23(日) 第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン ) adidas ADIZERO ADIOS PRO 4 シェイクダウン走

2025年3月6日

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )

─ はじめに ─
鹿島祐徳ロードレース、佐賀県の ハーフマラソン で伊万里ハーフマラソンとともに有名な大会ですが、鹿島祐徳ロードレースは実業団・大学、競技指向の強い市民ランナーが出場する一方、完走目的・ファンラン系(2時間半制限)のランナー・ジョガーも楽しむことができる大会です。

唐津10マイルロードレースほどガチガチに競技指向が高い大会ではありませんが、3月・4月のマラソンへ向け『ひと叩き』する目的で走る ハーフマラソン として適している大会かと考えます(特に同県内開催のさが桜マラソンへ向け)。

ワタシ自身のハナシとしては、2024/2025シーズン、故障の後遺症もあり秋冬のマラソンには出ず、春のさが桜マラソン一レースのみに絞っています。秋に長崎ベイサイドマラソンを走りはしていますが、唐津10マイルロードレースに続き『叩き』二走目のレースです。

─ 練習状況 ─
唐津10マイルロードレースの後は、怪我=右足底水膨れの影響もあり、直後週は今一つ繋がりの悪い練習状況となりました

鹿島祐徳ロードレースの直前週は、日曜日から4日間でスケジュールを組み、2回の強度高めの練習で対策をしました。唐津10マイルロードレース直前2週間の練習とレースで、徐々に『走力が形になってきている』のか、一定の手ごたえを感じる仕上がりまで持ってこられた実感があります。

─ 目標 ─
X(Twitter)で勉強させてもらっている48Runnerさんの真似して

松 87分切り
竹 88分切り
梅 90分切り

藁 90分切れず!

という風に設定しましたw

故障前且つさが桜マラソン2023直前の絶好調時にPB:1時間26分43秒(手元)という結果でしたので、全力で走ってみてどうかという意味でも良い目標設定なのではないかとw

故障してからは、防府読売マラソンの中間点通過時以降90分切れていないので、最低ラインはそこですね。90分よりどれくらい速く走れるのか、さが桜マラソンへ向けた重要なポイントです。

もし自己ベストを更新できたら『松の上』でしょうかw

─ 結果 ─
スタートとゴールにしか計測機はなかったので、記憶とGarmin計測値により推測値です

【記憶に基づくおおよそのラップ/通過タイム】
5km 20:10 (4:02/km)
10km 20:15 (4:03/km) / 40:25 (4:02.5/km)
15km 21:05 (4:13/km) / 1:01:30 (4:06/km)
20km 21:30 (4:18/km) / 1:22:40 (4:08/km)
21.1km 4:37 (4:12/km) / 1:27:17 (4:08/km) 手元

─ Garmin Fore Runner 255 計測データ ─

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )

今回は2年前と異なり、トンネルでかなりGPS補足状態が乱れたようです

─ スタートまで ─
ここで前日にトラブルです、喉の奥がガラガラ違和感、風邪の引きがけのような状態になりました(本記事を書いている火曜日~水曜日現在、やはり風邪っぽいです、咳こんでいます)。不安にかられて風邪薬(市販のPL)飲んだらガッツリ『キマってw』しまい、ずっと昼寝をしてしまいました。体調面ではベストではなく不安・不確定要素を抱えてしまいました。

今回も2/16(月)より禁酒🚫🍺!当日の朝は起床時69.0㎏の仕上がりでした。スタート時は朝食・補食・給水等で70.5kgくらいでしょうか?

今回も唐津同様カフェイン抜きはせず、スタート前にMEDALISTのカフェインゼリー(200g)をテストも兼ねて摂ってみました。

前日は食欲はそれなりにあったので、スパゲッティとお米で炭水化物多めでした。23:30には寝付けていたようで、6:00ちょっと前に起床です。

当日の朝食は雑炊・饅頭・ヨーグルト。便意なし💩!(今回も前日の午後に出てしまっていたので)。雑炊は良いですね!寒い時期の朝食はおにぎりよりもオススメかも!(カロリーはおにぎりのほうが摂れると思いますが、温まるのと食べやすいのとで)。

7:00、一緒に出場する友人と合流し、移動します(2年前よりスタート時刻が1時間早まっています)。

8:00前には会場に着いていました、まずは受付を済ませてしばらく車中でリラックス、補食の黒糖饅頭を食べます。

更衣室(待機所ではない)として鹿島市林業体育館がありますが、今回も車中待機で利用しませんでした(※なお場所取り・飲食禁止の旨がアナウンスされていた)。

そうこうしていたら、唐津のときと同様便意を覚え💩が出た記憶があります、スッキリ・あんしんできてよかったw 鹿島祐徳ロードレースの会場はトイレ少な目なので(特に大)、早めに済ませておくことにこしたことはないと思います。

─ 使用シューズ・ウェアなど ─

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )

adidas ADIZERO ADIOS PRO 4
1月2日にうっかりポチったら買えたしまったアディオスプロ4、さが桜マラソンでレース用のヴェイパーフライネクスト%2とどちらを使うかを切り分けるならココしかないので使います。練習で使わずいきなりぶっつけレースで使うことには賛否両論あるかとは思いますが、それなりのシューズはそれなりのペース・強度で使ってみてなんぼだと思いますし、それに今日はマラソンではなくハーフマラソンなので(新品シューズでいきなり20kmくらいはよくあることですw)。

C3fit Paper Fiber 5-Toe Quarter Socks
アディオスプロ4(26.5cm)が最近のアディダスにしてはかなりタイト(!)なので、薄手で良さそうな靴下を探していたらイイ感じだったので買いました。

adidasのシングレット
ADIZEROラインではないですが、2020/2021のADIZEROシューズと同じ手書き風の太いラインが入ったモノです、一度くらいはレースで使いたかったし、アディオスプロ4には差し色でオレンジっぽい赤が入っているのでまあ悪くはないかと!天気予報だと寒そうなのでアンダーウェアとして安物のコンプレッションもどきタンクトップを着ます(楽天で売ってるEXIO)。

2XU MCS ハーフタイツ
ハーフタイツ(2XU MCS)とアンダーパンツ(インナーファクトの『変態パンツ・ショート』)は自宅でジャージの下に穿いておきます。

2XUのMCSアームスリーブ
この気温なので当然着用します!

ワークマンのカーフスリーブ
500円くらいのヤツw シングレットがオレンジなのでww

TIGORAの手袋
安いヤツですが指が出せます!www

ガーミンカバーのリストバンド
100均(たしかSeria)wwww ※ 寒い日の心拍数バグ対策効果が若干あるかと…

インナーファクトのウエストベルト
スマホとジェル(アミノバイタル赤)を入れておきます。あ、スマホを持参しているということはShokzのOpenRun Proを付けて音楽を聴いています。

─ ウォームアップ ─
9:00過ぎ、今回は唐津の反省に基づきレース用のシングレットには着替えず、ウォームアップ用のシャツ・ジャージ上下でグラウンドに出かけます、寒いですが陽が差してきました。

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )

ジョグ3km:16:10 (5:23/km 144bpm adidas ADIZERO BOSTON 12)。今回も徐々にビルドアップしていったんですが、どうも動きが悪いというかカラダが重い、風邪(喉の不調)の影響か…。

そのあとはいつもの動的ストレッチや変な体操(本人はジャンプやドリル系の動きづくりのつもり…)、短い流しを何本か入れます。

─ スタートまで ─

一度車中に戻り、メダリストのカフェインゼリー、ドラモリで売っていたエネルギーゼリー、アミノバイタル青を摂ります。

靴をアディオスプロ4に履き替え、移動で小走りすると「おやコレは?!…」靴の手応え(足応え)感にいきなりテンションが上がります!

召集エリアに行く前にトイレ(小)を済ませ、待機しているとX(Twitter)のFFさんtofu-mさんを発見(実はさが桜マラソン2024のときにお会いしており、Xにウェアとシューズをポストされているのですぐに分かりましたw)、挨拶へ。

最前列はエリートや準エリートクラスの選手が居るので、その後ろあたりで待機します(2年前遠慮して後ろ行ったら意外にスタートロスがあって追い抜きも必要だったため)。

─ レースの振り返り ─

おそらく一番近いアメダス実況値

※ 以下ラップタイムはガーミン計測値です

Lap1 3:43.4
スタートロスは2秒?3秒?今回は前が速くて釣られたわけではなく、ゆるやかな下りを利用して意図的に突っ込んでいます。いくら下りとはいえ練習単独走だと1kmでもキツいペースに不思議と余裕があります。数百m地点からtofu-mさんと並走、X(Twitter)で『対戦』を申し込まれましたが目標タイムが5分違うので丁重にお断りしましたがw 1kmだけ『対戦』することができてとても楽しかったです!

Lap2 4:05.2
tofu-mさんとの並走は1kmまで、平地になったタイミングで適正な出力まで落とします、うん、Lap1のハイペースに反動もなくうまく走れている気がします。

Lap3 4:06.7
平地から徐々に上り基調になるあたりですかね、引き続き上手く走れています。

Lap4 4:10.0
ダラダラダラと上りながらも失速感はなく、上りセクションもこれくらいのペースでカバーできるといいですね。この辺に1回目の給水があったのかな?喉の不調の影響か、喉が乾燥して呼吸に悪い影響出そうなので、今日は極力給水とって喉を潤わせるようにします。マラソンの練習にもなりますしね。

Lap5 4:22.6
トンネルに入り上りきったところで5kmなんですが、GPSが乱れたようで、かなり先まで行ってオートラップされました。実際は引き続き4:10前後でカバーしていると思われます。5km通過は唐津より20秒くらい遅い分の余裕度はある感じ。

Lap6 3:36.1
下り坂なので出力は上げていますが、GPSが帳尻合わせしたようで、実際は3:50を切るくらいかと思われます。

2023 / 2025

Lap7 4:01.3
集団につけそうな、つけなさそうな微妙な位置取りで進行。この辺から2年前とコースが変わっていたのかな?

Lap8 4:02.0
集団は㌔4進行だったので微妙に離れますが、これくらいのペースがアディオスプロ4はキモチ良いようです。

Lap9 4:06.5
若干のアップダウンを処理しつつ、ちょっと風が強くなってきた気がしますが、余裕度は今のところ十分。

Lap10 4:06.2
唐津のときより余裕度がある状態で10km、だいたい40:25と2年前より20秒程度速い!このまま上手く後半も走れれば十分にハーフマラソンPB更新も?!

Lap11 4:05.2
折り返し手前で友人・tofu-mさんを発見、ここまではかなり上手く走れていましたが、折り返しの減速から加速するところで向かい風をモロに受けます、ということはここまで追い風の恩恵があったのか…。

Lap12 4:10.5
この向かい風が結構厄介で、徐々に削られているのか微妙に失速傾向に。

Lap13 4:13.0
4:10/kmは維持したいのですが、なかなか難しく。

Lap14 4:12.6
しつこく向かい風を喰らっています。抜かれたときに後ろについてみるものの、あんまり風除け効果はありません。

Lap15 4:14.0
とにかくマラソン・サブ3の目標レースペースより遅くならないよう耐えますが、終盤の難所、トンネル手前のダラダラ上り区間へ。15km通過は1:01:30あたりで、唐津よりも30秒程度速いので、上り切るまでなんとか失速せずに耐えたいところです。

Lap16 4:18.9
しかし向かい風区間でしっかり余裕度をなくしての上りは結構キツく、ついに下限ペースを下回ってしまいます。

Lap17 4:22.4
トンネル内でGPSが乱れてしまったのでもう少し速いとは思いますが、上り切ったところで一度いっぱいいっぱいの状態に。

Lap18 4:12.4
平坦から下りセクションに入り、失速分をカバーしたいところですが、トンネル出て左折するあたりでかつてないレベルの差し込みが発生!そういえば前半も若干の差し込み感あったんですが、収まったと思ったので気にしていませんでした。どうにかしたいのですが物凄い痛みで(横隔膜が捻転?しているようなw)どうにもならず、身を小さくして1分くらい悶絶しながら失速して耐えていたら、なんとか普通に走れそうな程度に復活しました。しかし下りで稼ぎたいところで稼げず焦りが。

Lap19 4:04.0
できれば4:00切るペースまで持っていきたいセクションですが、これが精一杯。

Lap20 4:11.4
そうこうしているとまた差し込みが来てしまい、思い切って深い呼吸をしてみたら、これが本当に逆効果で!またキツいのを一発喰らってしまいまたもや失速。

Lap21 4:15.8
差し込みの痛みでラストスパートを諦め、根性で我慢して走れるギリギリのペースで頑張ります。

Lap22 0:37.3
最終的には50m程度ガーミンがズレています。最終盤、差し込み多分収まっていたんですが、ずっとゆるい上りなのでただただシンドかったです。ゴールして、まだ87分台前半で余裕のある『竹』だったことに気付きました😅

差し込み起こして以降は、冷静にタイムを追いながら余裕度・出力の配分が出来なくなってしまい、もう88分も切れないと勘違いするレベルで辛かったですw 非常にもったいないことをしました。

ゴール後、友人とtofu-mさんと合流、二人はイイ感じに競る区間もあったみたいですねw

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )
アミノバイタル赤摂るの忘れていたw

─ 所感・まとめ ─
反省点
差し込みの原因がちょっとわかりませんが、ちょっとオーバーペース気味だったのかも?2年前のペース配分をベースに進めて行ってたらどうだったでしょうか。うまく建て直せばまだ27分切れるチャンスがあったのに冷静さを失っていたのはもったいなかったです。発汗が少なかったのに水分摂り続けた影響もあったのかな?

良かった点
折り返してからの向かい風で失速はありましたが、それは他の出場者も同様だったと思われます、15kmまでは上手く走れており、唐津より良くなったと捉えていいのではないでしょうか?4:05/km前後の余裕度が増した体感もあります。

あと、差し込みが起きたら、大きな動きは起こさず、いったん失速してもいいので、小さくなって耐えたほうが良いのかも?これは今度起きたときに実践するしか切り分けられませんがww

『楽しく走る』『走ることを楽しむ』『走る楽しさ』、いろんな表現があります、そういうことに対する『価値観』は人それぞれだと思うんですが、自分の場合は、今後マラソンをサブ3で走れるのかどうかは置いておくと、ハーフマラソンをこのくらいのタイムで走り切る、そのための練習を順調に積める走力で日々走れることを続けられるのが、自分にとっての『楽しく走る』ことで『面白い』のかなと改めて感じました。

そしてなんといっても、今回ようやく久しぶりにマラソンの30kmまでは4:15/kmでいけそうなのかな?というイメージも持てました。ということは最低スタートからぺーサーに着く『資格』は得られたのかも?と(今回のタイムは2年前から約30秒落ちですし)。

友人やtofu-mさんに冗談めかして『30kmまでサブ3ペーサーについて、その後徐々に失速も粘って3時間5分切り』みたいな展開が現実的というフラグになりそうなことを言ってしまったんですが、ここからいい方にそれを裏切るような仕上げができればいいなと思います(これを書いている今、ちょっと喉の調子が悪いですが…)。

─ クールダウン・ジョグ ─

第72回 鹿島祐徳ロードレース ( ハーフマラソン )

友人はカラダが冷えてきたので止めましたが、tofu-mさんと話しながら、ゆっくりジョグでクールダウン。スピード持久力のレンジがかなり違うのでハーフマラソンより短い距離だと難しいと思いますがw いつかマラソンを並走できるようなところまで持っていけたらいいですね!お互い次のマラソンでベストを尽くせることを祈念します!!

─ adidas ADIZERO ADIOS PRO 4 について ─
ファースト・インプレッション記事は別にまとめたいところですが…w

adidas ADIZERO ADIOS PRO 4

1) 端的に言って良い!すごく良い!w

2) ライトストライクプロの硬度変更により、これまでよりもソフトに、NikeのZoomXに近くなったような感覚です。前足部にしっかりとした厚みがあるので、前が薄くないヴェイパーフライネクスト%(2含)みたいな?アディオスプロの初代と3は履いておりませんが、前足部をしっかり踏む必要がアディオスプロ2に比べると、しっかり踏まなくてもフワッ!ギュムッ!といった『いかにも』な履き味がしっかり感じられます。

3) 横から見ると結構ロッカー形状がキツくみえるので露骨にカックンと転がりそうな印象でしたが、実際走ってみると極めて自然です。

4) サイズがキツいと思ったので、ヒールスポンジに柔軟剤を染み込ませてぬるま湯で洗うという『下処理』、薄手の靴下のマッチングが奏功した部分もあるかと思いますが、足首から下はビックリするくらいノートラブル!アッパーの存在感が無い自然なフィット感、結果的には26.5でよかったのかも。

5) 上記3でも4でも「自然」と書いていますが、自分の走力でこのくらいのペースだと、いい意味で靴の存在感がなく、カラダの動きだけ意識すれば、ある程度意図した通りのペースで走れそう。失速傾向が出てからも、踏まないと大失速してしまいそうな印象はなかったです(マラソンじゃなくハーフマラソンなんでなんといえませんが)。

6) ただ、走っていて気持ち良いペースレンジはサブ3の目標レースペースよりも速いかも?😅

今のところ、さが桜マラソンでチョイスする気マンマンです。とりあえずマラソン一走しないことにはわかりませんがVFN%2から移行するのは問題なさそうな気がします。

─ その他 ─
受付で、無料食事券がもらえます。温かい豚汁・おにぎりもらえますよ!あとチョコレート・お茶・コーヒーも

抽選会の参加券も当日もらえます、ことしも美味しい苺を当てたかったのですが、タオルでしたw

スケジュール的に、九州の人がさが桜マラソン前のステップレースにするにはやはりベストのタイミングかと。