2023/12/3(日) 第54回 防府読売マラソン レースの振り返り編

2023年12月8日

─ はじめに ─

『前日のハナシ』はコチラの別記事
『当日朝、起床~スタートブロック整列前までのハナシ』はコチラの別記事
『第54回 防府読売マラソン 結果・データ編』はコチラの別記事

3月のさが桜マラソン2023でサブ3(ネットタイム)を達成し、「次はグロスでもサブ3!そして自己ベストを1秒でも更新していく」ことを目標にしました。

レースの疲労が抜けて、4月5月と充実した練習を出来ていたので、「このままサブ3ランナーとしてのベースを維持して、秋以降に繋げていく」ことを意識していました(継続的な練習をしていけば当然維持できると思っていました)。

その意識があったので、一緒に大会出場することの多い友人と相談したうえで、防府読売マラソン・別府大分毎日マラソンという競技性の高い大会にエントリーする方向性を固めました。

ところが、6月10日に日常の些細な動作でギックリ腰が発生、そこから仙骨や臀筋周りを痛めるという故障に繋がりました。

故障当初は歩くだけで仙骨や臀筋に痺れが走って痛いという状態でしたが、6月下旬にようやくウォーキングができるようになり、7月は基本的にウォーキングと自転車、中旬あたりからウォーキング途中に軽く走ってみたりして、8月にようやく練習再開へとこぎつけました。

8月は猛暑+再開したばかりで全く動かないカラダに悩まされ、9月は継続した練習を積めるようにはなったものの厳しい残暑の影響で、1日あたりの負荷(距離・強度)をなかなか上げていけませんでした。

10月は体調不良や足裏の怪我があり、11月も上旬に体調崩し気味の時期があり、思うように練習を消化できませんでした。

明らかに練習不足の状況で、想定よりも最低1割程度質も量も不足しているという自覚がありました(これがギックリ腰せず練習にブランクがなかったら話は全然別ですが)。

にもかかわらず、最後の高負荷ポイント練習をしようと思った11月24日に、今度は右の尻とハムストリングスを痛め、新たな怪我・故障気味の状態の箇所を抱えてレースに臨むという状況になってしまいました。

正直、せっかく競技性の高い大会に初めて出場するにも関わらず、どちらかといえば、「あまり走りたくない」というか「走らないほうが良いのではないか」というような心境でした。

というのも、ジョグなら怪我・故障気味の箇所に問題が出ないのは確認できた上で臨んだ最終追い切り的な練習(レースペース想定の5km走)であっさり右尻・ハムストリングスに張りが出てしまい、本音を言えば、「これは完走すら怪しいのではないか」という不安さえありました。

ただ、エントリーした大会を潔くDNSするようなことが出来ない根っからの貧乏性につき、DNFになってもいいから現状できることをやってみようという気持ちで大会に臨むことにしました。

─ レースプラン ─
現状できることをやってみようという中に、「一度でもサブ3した以上、次も目指さない選択肢は無い」という気持ちがありました。せっかく競技性の高い大会に出るわけだから、スタートから安全にレースマネジメントをして完走を目指す、という風にはなりませんでした(どちらかと言えばそのほうが『正しい』考えだとは思います)。

それを踏まえて、いけるとこまでは4:15/kmを意識して巡行する(無理に前半で貯金を作りに行くようなレースはしない)。無理だったら現状のベスト尽くせるをようペースコントロール・レースマネジメントして完走を目指す。

レースマネジメントのために(あくまで上手くいったという想定の場合)、今回もサブ3目安カンペリストバンドを身に付けました。あとはガーミンのLap Pace・Total Paceを状況に応じてうまく脳内補正することですね(ガーミンより1~2秒程度を、距離ショート気味なら表示よりゆっくり、距離オーバー気味なら表示より速く)。

とはいえ、本音の想定では、恐らく今回のサブ3は無理だろうという自覚はあったので、怪我・故障気味の箇所にトラブルが起きなければ、よくて後半4:15/kmが維持できなくなっての3時間オーバー(3時間10分切りくらいか…)。というのもガーミンの予測タイムが割と現在の実力を割と的確にとらえている感じがあったからです。

もしイーブンペースを後半まで維持できるような展開になり、終盤を気持ちでなんとか乗り切るような状況になれば、サブ3が達成できるかもしれませんが、それはおそらく極めて『奇跡』w的な展開でしょう(´・ω・)

ただ、ガーミンの予測に対しては、あまりにも的確だったらちょっと腹立たしい気持ちもあり、「それには勝ちたい」とも思っていましたww

悪い想定としては、怪我・故障気味の箇所にトラブルが発生し完走のみを目指す状況になる、最悪の想定はそこから『走れない』状態になって関門に引っかかったり、走らないほうがいいと自ら判断してのDNFです。

─ スタート前 ─
10:25が最終コールだったのですが、結構ギリギリの整列だったかもしれませんw ワタシは1000~1250番台のブロックでした。

いつも通り、動かせる範囲でストレッチをしてスタートを待ちます。

女子の整列が終わって、女子の後ろに男子が並んでもよいと巡回(?)している係員さんから口頭案内がありまして、女子の後ろに並ぶ人も結構います。車線は異なりますが自分より前方に自分よりゼッケン番号が大きい人がいるような状態になります。「あれー、これスタート直後の混雑やペース差大丈夫なのかな?」などと思っていました。

するとグループで出場している人たちから結構厳しい口調の『ヤジ』みたいなのが聞こえてきます(「後ろのヤツ(番号が自分たちより大きい)が前に行ったら危ない、女子も持ちタイム順にブロックへ入れさせろ」、「毎年おんなじことして改善されない」など」)。口調は荒いですが、もしスタート直後に起きるかもという状況に対しての良くない想像が当ってしまうと、厳しい口調ではありますが『ヤジ』は『ごもっとも』っちゃ『ごもっとも』なことではあったので、少々不安になってきます。

また巡回していた係員さん達はゴミの回収をされていました。これがあるとわかっていれば、使い捨ての防寒具を身に付けたり、カフェイン摂取をもう少しあとにずらしたりできたのですが、こういうところは本大会出場経験値の無さゆえですねw

あと「スタート〇分前」の秒数カウントダウンが結構紛らわしくて一瞬「もうスタート?!」と焦ります。

今回友人は1251~1500番のブロックで、且つレースプランが異なるので、あとから合流しても、そのまま並走することはなさそうです。

待機中のガーミン・ランアクティビティは問題なくGPSを捕捉できているようです。いったん秒数ありの時計表示に切り替えます(グロスでのスタートロスを把握するため)。

─ レースの振り返り (5km毎のラップタイムは公式準拠、1km毎の"Lap:~表記"はガーミンのタイムです、実際の距離表示とは若干ズレています) ─
[ スタート ~ 5km 21:07 (4:13/km) ]
グロスでのスタートロスは約30秒程度かと把握しましたが、ちょっと混雑してるのですぐに失念してしまいましたw

スタート直後の状況は良くない想像が当たってしまいました。特に男子側と女子側が合流してからは、せっかく持ちタイムベースのゼッケン番号順に整列したのに、『あとから女子の後ろに並んでいった1000~1250ブロックより設定ペースが遅めであろう男子』が結構いるのと、『女子でも持ちタイムがサブ3前後より遅い人』が自分たちより前方にいるので、確かに件の『ヤジ』の通り危ない状況、道幅が結構狭いのもあって注意深く走る必要がありました。

500m程度経過したところでLap Pace4:30/kmが割り込んでるし、体感でも明らかに『遅い』ので、うまく隙間を見つけて、できるだけストップ&ゴーにならないよう、安全に気を付けながらペース差のあるランナーを躱していきます。今回は結構うまく捌けたような気がします。

Lap1:4:10.6
ガーミンの自動ラップとほぼ同時に1kmの距離表示看板を通過!今日は信用してもいいんだな?myガーミンよ?!www

Lap2:4:11.5
1kmの距離表示を過ぎ、Shokz Open Run Proの再生ボタンを押してなかったことを思い出して音楽再生開始。このあたりはペースこそ乱れないものの引き続き混雑していて、躱す動きがまだまだ必要でした。

Lap3:4:13.1 / Lap5:4:14.4
長崎ベイサイドマラソンはガーミン不調もあって序盤がズタズタでしたがw それでレース勘が戻った部分もありましたし、今日はここらへんで近いペースのランナーが多くなってきたので、割とリズムよく走れるようになってきました。ガーミンも若干早めに自動ラップしているようですが、正常な動作の範囲内、今日はガーミンも上手く頼っていきたいです。

Lap5:4:11.1
4kmの距離表示と同時に給水エリア開始です。うっかり早めに左に寄ったら、まず『スペシャルドリンクのテーブル群』で、それを通過してから『ジェネラルテーブル:スポーツドリンクのテーブル群→ミネラルウォーターのテーブル群』という順番でしたが、かなり数が用意されていたので別に慌てる必要はなくて、むしろ序盤は早目にテーブルに寄ると混雑で接触など事故の元になりそうでした。あとゴミ箱は小さくて棄てにくいので、レース中走りながらナイストスするのは至難の業でした。

[ 6km ~ 10km 21:05 (4:13/km) ]
Lap6:4:10.5

周りのペースが近いので、ここまで良いリズムで走れていたのですが、このあたりで最終追い切りの時と同様、怪我・故障気味の箇所=右の尻~ハムストリングスのあたりにかけて固い張り感が出てきてしまい、ちょっと動きが悪くなった印象です。しかし、なってしまったらなってしまったなりに走っていくしかないので、どうなるかは全くわかりませんが、まずこの状態なりにリズムをつかんでいってペースを落とさないように走るだけです。

Lap7:4:11.8 / Lap8:4:12.2
たしか、このあたりで小集団のペースが、4:15/kmより4:10/kmに近いペースで走る集団と、4:15/km前後で上下しながら走る集団に分かれ気味なように感じてきたように記憶があります。後者で走ると集団の先頭になって風除けにされてしまう感じで集団の先頭で引くことになり(背が高いからでしょう)、それはあまり好ましくないので(たまに向かい風を感じるセクションがありました)、ちょっと頑張って前者の集団の後方につくよう頑張るような状況になってきました。7km過ぎにアミノバイタル赤を摂りました。友人が追い付いてきましたが、4:05/km前後での巡行モードだったようなので、大人しく「いってらっしゃい!」しましたw

Lap9:4:13.5 / Lap10:4:13.4
8km過ぎ、2回目の給水は1回目から学習して落ち着いて摂りました。今日はさが桜マラソンのときより明らかに気象条件が良いので、全く摂らないのはよくないけど、極端にシビアに考えなくてもよさそうですね。なおワタシは相当な汗っかきなので、15℃を超えるような気温+晴天の日差しが強いような気象条件であれば、マラソンの給水は相当シビアに摂っていかないと脱水起因の脚攣りリスクが高まると思われます。

[ 11km ~ 15km 21:05 (4:13/km) ]
Lap11:4:11.5 / Lap12:4:10.8 / Lap13:4:10.6

このあたりは右尻とハムストリングスの張り・固さ・動きの悪さは違和感あるものの、上手くリズムをつかんで走れていたと思います。ガーミンの心拍数表示も、一番使うべき周辺の数値がピンポイントで表示されているので悪くなかったと思います(170を超えて175近くなるとさすがに余裕度が無くなってくる)。集団走のメリットか周りのランナーのリズムに合わせてピッチを刻んでいるので180を超えるピッチで巡行できているのは良いことだと思いました(2XUのMCSハーフタイツも良い意味でオーバーストライドを抑制し、戻し脚を速くていてくれたような感覚がありました)。

Lap14:4:15.1
ここは給水前に塩ジェルを摂って、さらに給水をしたので、少し手間がかかって数秒遅くなった感じでした。

Lap:15 4:12.3
ここまでは順調ですね。5km毎のラップが安定しているのは自覚がありました。ただ、つきたい集団から離れがちになるところで上げ直したりで、短いスパンではちょっと出力が安定していないところがあったかもしれません。

[ 16km ~ 20km 21:16 (4:15/km) ]
Lap16:4:12.5 / Lap17:4:13.8

ここは一定のリズムで変わらず走れてましたね。この時点で特に不安はなかったのですが。

Lap18:4:14.7
給水の手間で数秒遅くなったのかと思っていましたが…。

Lap19:4:16.8
ここから、周回コース的なセクションに別れをつげ、折り返しコースに入りレースは中盤から後半です。おや、ガーミンでは4:12プラスマイナス1秒くらい走りたいのですが、サブ3ペースからアウトなタイムになってしまった。そんなにリズムは変わっていないつもりだったし、この時点でガーミンが100m以上オーバーしていたので、このラップはショート気味の計測されてしまったのかもしれないなどと思い込むことにしましたが…。

Lap20:4:14.2
三田尻大橋のアップダウンでは、登りでちょっと失速してしまったので、下りは気をつけながら回復走をしましたが。いざ走ってみるとこれまでのフラットコースに80分かけてしっかり慣れた感覚には結構このわずかな登りがキツく思えました。まあここはアップダウンの処理があったので妥当なタイムでしょう。

振り返りだからいえることですが、5km毎ペースでサブ3を目指すための走りができたのは結果的にはこの5kmまででした。

[ 21km ~ 25km 21:34 (4:19/km) ]
Lap21:4:19.5

本来なら中間点に向けて「大きな一区切りがつくぞ!」とテンションが上がっていくこのラップ、三田尻大橋を下った後に同程度の登りをこなさないといけないものだから、そこでついにはっきりと失速。登りだから仕方無いと言い聞かせるものの、余裕度が無くなった状態でガーミンを見ると瞬間的に170を超える心拍数を確認することが多くなり「最初の耐え時が想定より早く来てしまった!」と自覚します。

Lap22:4:17.6
登りに対応したあと、リズムを戻そうとするんですが、どうも脚が重くなっているように感じてきます。中間点の通過は1:29:20、ネットなら40秒の貯金、グロスなら10秒。ガーミンが距離オーバー気味にズレていってるので、ガーミン上4:14-4:16/kmのラップで刻んでいけばネットのサブ3は死守できるかもしれないし、長崎ベイサイドマラソン(ハーフマラソン)は貯金を失った激坂のあとに立て直してサブ90に繋げたので、それを思い出して立て直していきたいところなんですが。ここで廃番となったPIT INを摂ります。相変わらずマズい!糖質を摂って血糖値が上がって元気が回復する感じはなかったので、エネルギー系の問題はなかったんでしょうね。

Lap:23 4:17.7
PIT INで口がかなりキモチ悪いので給水はミネラルウォーターメインで摂り、口の中をフレッシュにします。

Lap24 4:18.3
思いとは裏腹にw 勢いは回復せずあと一息伸びないタイムのラップを4連発しています。走り終わって改めてコース図を確認すると、この辺りは緩やかな下りではあるんですよね。あと脚が重くなりだしてから不思議なことに、両脚に全体的な疲労感が出てしまって、右尻とハムストリングの違和感があまり気にならなくなってきました。

Lap25:4:15.6
ここで先頭集団とすれ違うこととなりました!「川内優輝選手は… 居た!」、「川内さーん!」と大きな声を出し、心の底から尊敬しているランナーが優勝争いをしている瞬間を目の当たりにして大きなエネルギーを貰え、ようやく狙っていたラップタイムをガーミンに表示させることができました。そして25km通過は25km:1:46:07、ネットのサブ3にはまだ30秒の貯金があるので、このLapを機に、このペースを維持して立て直していくと決意したのですが…。

[ 25km ~ 30km 22:29 (4:30/km) ]
Lap26:4:27.6

「このペースを維持していけば」の思いは、植松跨線橋にあっさり打ち砕かれます。三田尻大橋とその後の登り以上に失速、そして下りで回復走が思うようにできない、まさかさが桜マラソンで終盤(Lap37)で叩いたようなタイムをこんな中盤で叩くとは…。植松跨線橋の下り以降、心拍数は落ち着いてきており一時の心肺的余裕度の無い感じも収まっているのにペースが上げられない。原因は完全に脚で、ピッチもストライドも現状のペースが限界値という動きしかできない状態で固まってしまった感覚です。これは怪我・故障気味の右尻・ハムストリングスの問題ではなく、両脚全体的な問題です。これはこの後どこかが攣ってしまうかもの不安を覚えたのでここでコムレケアゼリーを摂ります。サブ3目標で言えば、中間点時点で実質的に『詰んだ』レースだったと考えますが、ハッキリとしたゲームオーバーはこのLapですね。

Lap27: 4:25.2
サブ3がどんどん遠のいていくのを自覚しつつ、せめてギックリ腰前自分の一番の強みであったと思っている、キツくなってから4:20/km前後で粘る力を発揮して現状のベストを尽くしたいと思っているのに、どうもそのペースに乗せられる感覚ではない。もうすぐ給水のはずなので、ここでドラッグストアで購入したカフェイン200mgドリンク(エスタロンモカ的なやつ)にハチミツを10ml混ぜたモノを飲みます。さが桜マラソンのカフェイン200mgドリンクのみより飲みやすかったですwww

Lap28:4:31.7
とはいえ口の中が気持ち悪いので、ごみを棄ててミネラルウォーターを飲もうとしていたら、立て看板を見誤っていたようで、ごみを棄てたら給水テーブルが終わってました、変な感じに給水失敗!口の中がキモチ悪い!さらに脚運びが重く固くなって4:25‐4:30/kmのペースですらキツくなり、ガーミンには4:30/kmより遅いLap Paceが表示されています。

Lap29:4:26.0
さすがにもうちょっと頑張ろうと気持ちを奮い立たせて少しだけペースUP

Lap 30:4:28.8
思った以上にタイトな折り返しを処理して30km通過!2:08:36!ついにネットタイムでもサブ3へ借金状態となったのを突き付けられると辛いものがあります。しかしこのリズムとペースで走っていけるならこれで行くのが現状のベストか。キロ5で残り1時間走れば走れば3時間10分切りでゴールできるのか…。次の給水まで間が空くのをなんとなく理解していたので、少量でも水分になればと思いMag-Onをここで摂ることにしました。

[ 31km ~ 35km 23:31 (4:42/km) ]
Lap31:4:40.1

ここまでペースが落ちているのにさらに『いわゆる30kmの壁』がきたのか、脚運びはもう一段重く固くなっていきます。あと中間点付近でも気になったのですが、30kmで棄権している出場者が結構いました。恐らく『最初から距離を決めて走っていた』か、『目標タイムに届かない明白・トラブルを抱えた等の理由でダメージ軽減するため』の棄権だと推測するのですが、こちらも最悪キロ5で走り続けてまずは完走しようと思っている状況で棄権者を目の当たりにするのはモチベ的に辛かったですねー!一緒に棄権してしまおうかとの誘惑が何度ももたげましたよwww

Lap32:4:34.9
なんと4:05/kmで刻んでいるはずの友人が失速していました。見落としていたようですれ違いに気付けなかったのですが、まさかこういう状況になるとは。どうやら脚が終わって攣る寸前らしいです。キロ5も維持できてなさそうなので非情かもしれませんが先行します。

Lap33:4:44.0
帰りの植松跨線橋もしっかり大失速させられ脚を削ってくれました!下りの回復走は脚を攣らせないよう注意していたら瞬間的なペースも4:30/kmくらいが精いっぱいだったでしょうか。

Lap34:4:44.6
どうも脚運びの重さ固さは改善する雰囲気はありません。それどころかさっきの植松跨線橋の登り下りの影響かまた攣りそうな嫌な感覚が出てきました!ここは躊躇なく予備のコムレケアゼリーも投入!

Lap:35 4:43.5
ようやく給水にありつけ、その前の給水を失敗しているので、ちょっと多めにスポーツドリンクもミネラルウォーターもしっかり摂ります。レースペースの30秒落ちというのが悔しいところですが、このペースくらいなら安全運転的になんとか維持して巡行できそうです。給水直後で元気だったので、気分転換にでもなればと珍しく声出し応援にお礼返しをしてみましたが、思いの外疲れそうなのですぐやめました(´・ω・) そう考えると三津家さんはスゴいですよ、本当に。35km通過:2:32:07。

[ 36km ~ 40km 23:45 (4:45/km) ]
Lap37:4:42.7 / Lap38:4:42.2

この辺りはようやくカラダとペースがハマってきたのと、終わりも見えてきたので、ラスト上げられたら上げたいなという欲求も出てきました。

Lap38:4:40.3
残り5kmの表示でガーミンのTotal Time2:42:00あたりを確認。キロ5を維持すればガーミンの予測タイムあたり、4:40/kmを切るくらいまで上げられれば、ネットで3時間5分を切れるような状態であることを認識し、三田尻大橋手前のアップダウンの登りもそれほど気にせずに走れました。最後使い切るだけのエネルギーを計算しつつ、ラスト頑張るために備えます。

Lap39:4:36.9
三田尻大橋手前のアップダウンの下りで少し加速でき、3時間5分へ向けて最後上げていくぞと気合を入れたのですが…。

Lap40:4:52.5
給水地点は実距離で39kmからだったのですが、給水時に怪我・故障気味とは反対の左尻・ハムストリングスが攣る寸前で一度『ピリッ(というかグリッ)』ときました!なんかよくわからないけどカラダが反応し、そのまま攣ってしまうことは無い奇跡的な対処(?)ができたのですが、攣る一歩手前のリスクを抱えてしまい、ここが二度目のゲームオーバー、3時間5分切りを諦め、攣らせず止まらず3時間10分以内で出来るだけ速く完走するというのが最後のミッションとなりました。

[ 40km ~ 42.195km 10:26 (4:45/km) ]
Lap41:4:46.8

どうやら平地ならばこれくらいのペースで巡行できそうです。

Lap42:4:44.0
ただし気を抜くと左尻・ハムストリングスが攣る予兆があるので、あくまで安全運転。ここで今回のプレイリストに入れていたEuropeの"Final Count Down"が来ました!3時間を超えたあたりに来るように選曲していたんですが、やはりこのような展開になるだろうと心のどこかで事前にわかっていたんでしょうねwww

Lap42.195 1:44.5
陸上競技場入口ゲート前後のところでガーミン上は42kmだったようなので最後のLapは390mほど走っています。競技場内で攣りたくもないので、4:30/kmくらいのペースが目いっぱいでラストスパートというペースでは全然なかったですが、初めてトラックをほぼ一周してのゴールを迎えます。ネットでもグロスでも3時間6分台は出そうです。現状なんとか上手く最後まで走り切れたことに安堵と満足を覚えながらゴール!

─ ゴール後 ─

貰ったスポドリを飲み干しながら、レースが悪い想定・最悪の想定で終わらなかったことに安堵し、『奇跡』的な展開にはならなかったけど、3時間10分を切って、歩いたり止まったりすることなく完走できたことに満足しました。一方で、予定より早くタレ出してから、さが桜マラソン時は明らかに自分の長所であったはずの『4:15/kmには届かなくなくても、4:20/km前後・4:25/km前後で粘る』ことが全くできなかったことに悔しさも感じました。

『レースの総括的な振り返り=まとめ』は次の記事に改めたいと思います。