2023/3/19(日)【 PB更新:ネットタイム サブ3達成 】さが桜マラソン 2023
─ 結果 ─
公式ネットタイム:2:59:46 (ガーミン計測値:2:59:45)
公式グロスタイム:3:01:18 ※スタートロス:1:32
以下、ラップデータ等をご覧くださいませ。
5km毎のラップ
20:48 (4:10/km)
20:56 (4:11/km)
20:53 (4:11/km)
21:01 (4:12/km)
21:17 (4:15/km)
21:32 (4:18/km)
21:46 (4:21/km)
22:01 (4:24/km)
*9:32 (4:20/km)
10km毎のラップ
41:44 (4:10/km)
41:54 (4:11/km)
42:49 (4:17/km)
43:47 (4:23/km)
*9:32 (4:20/km)
前半ハーフ
1:28:17 (4:11/km)
後半ハーフ
1:31:29 (4:20/km)
30km通過タイム
2:06:27 (4:13/km)
30km以降のタイム
0:53:19 (4:22/km)
─ 前置き ─
50歳までの達成を目標にしていたサブ3を、狙いに行った初めてのレースで、ネットタイムとはいえ達成できたことで、さすがにテンションが上がりまくったのと、祝杯の酔いがめちゃくちゃ回った勢いで、かなりツイートしまくったため(誤字脱字祭w)、(仮)稿はほぼデータ的な情報のみUPしましたが、今回の大会のいろんな記事や動画を見ながら改めて振り返り、 フレッシュな感想だったツイートの内容も踏まえつつ、本記事をまとめていきたいと思います。今回は(仮)稿も残しておきますね。あと練習メニューの振り返りと分析も、福岡マラソン2022以降からまとめて別稿でUPしようかなと考えています。
─ 当日の流れ ─
前日の就寝は22:00過ぎ、起床は4:30予定だったのですが、興奮からか眠りが浅く何度も目が覚めてしまい、4:00に起きたところで床から出ることにしました。
すぐに朝食にしましたが、鹿島祐徳ロードレース(ハーフマラソン)とジョギングフェスティバルinさざ(10km)の際失敗したことも含めて脂質は極力少な目!今回はコンビニ食にしました。、野菜ジュース+脂肪少な目のR-1飲むヨーグルト、おにぎり×1+小おにぎり2コセット、おはぎ小を3つ。なお前日はカレーをご飯1合半くらい食べてカーボローディング風に。
出発前のジョグは迷ったのですが、前日夕方に多めの💩をしたとはいえ、夕食の量が多いわけですから、カラダを目覚めさすのと、💩促進のため寝間着のまま自宅の近所を周って2kmだけやりました、13:15 (6:38/km 117bpm)。シューズはこのあとの移動用としても使うNike Zoomfly 3です。
その後微妙な便意を催し、量も微妙な💩をした後、シャワー・着替えを済ませ、最寄り駅へと向かいます。今回はJRでの移動です。
駅にかなり早く着いてしまいましたが、結構寒いです。待ってる間にお腹が冷えたのか、二度目のトイレ💩💩 これで一安心と思ったら、乗ったあとにもう一度💩💩💩
佐賀駅に着き、長崎ベイサイドマラソン(ハーフマラソン)・鹿島祐徳ロードレース(ハーフマラソン)を一緒に走った※ 友人(同級生)と合流、会場へ向かいます ※:2レースともスタート直後にチギられているので厳密に言うと一緒には走っていませんw
会場までは結構歩くと距離がありました。軽くジョグで移動してアップ代わりにしようかと思ってもいたんですが、参加者渋滞で無理ですw
受付後、いったんトイレ小を済ませてから体育館内へ(そういや体調管理の確認がなかったような?🤔)。キャパ不足ではないもののかなりの混雑でした。シート類等敷きたい人は早目に会場入りしたほうがよさそうでしたね。
─ ウエア・シューズ・その他 ─
トップ:Nike Aeroswift シングレット XL
ボトム:Nike Running Division インナータイツ付きパンツ S
シューズ:Nike ZoomX Vaporfly Next%2 27.0
ソックス:Goldwin C3-Fit
その他:Nikeヘッドバンド(ヘアバンド)・Nikeリストバンド・Inner-Factウエストベルト・カンペ用ノーブランドのリストバンド(通過目標タイムのデッドラインを記入)・Shokz OpenRun Pro・スマホ・Garmin Fore Runner 255
シューズはこの日がシェイクダウンで少々不安もあったので、一度ぬるま湯を通してアッパーが少しでも柔らかくなるよう小細工w
インナーファクトのウエストベルトには補給ジェルとスマホを。スマホ持たなければもっと軽いんですけど、音楽再生するツールとして、あとスタート前・ゴール後の写真くらい撮れればと。
ヘッドバンド(ヘアバンド)は汗っかきのワタシには必須アイテムです。帽子だと汗を拭くときにツバが邪魔だし(なので晴れの日にかぶるときはツバを後ろに持っていきます)、汗の吸収力が低くて汗が目に入ってツラいので。そしてヘッドバンドなら汗の吸収キャパ超えても絞れば復活しますw
リストバンドも汗対策です。こちらも吸収キャパ超えたら絞って復活させますw 顔、特に目の周りの汗が気になってしまうタイプなので、サングラスつけて走るのは無理な気がします。
カンペ用のリストバンドは、4:16/kmから4:16/kmを少しだけ切るくらいのペースで5km毎+中間点通過タイムのデッドラインを記入しました。これが最終盤で非常に役に立ちました。
─ レースプラン ─
長崎ベイサイドマラソンと鹿島祐徳ロードレースで、ともにハーフマラソンを4:15/kmペースより速く走ったのですが、その2レースで4:15/kmペースへの自信を得ました。また最終盤のポイント練習と調整でもこのペースに対する自信はさらに深まりました。なんぼなんでも30kmまではレース+ヴェイパーフライならば悪くても押せるだろうと。
つまるところ、前置きで書いた通り、端からこのレースでサブ3を狙うつもりでした。
まずその欲が出たのは、やはり長崎ベイサイドマラソン。福岡マラソンの一週間後にもかかわらず、強烈な登り坂があるコースで90分切り、しかもプラン通りに進めたので若干の余裕が残っていなくもなくという状態でした。
次に3時間走のつもりで42.2kmまで走った1月31日の単独走、福岡マラソン2022で目標未達成に終わった3時間15分切りを、ガーミン計測値とはいえ達成することができました。ここで、さが桜マラソンの目標は最低でも3時間10分切り、できればもっと『上』を狙う意欲が強まってきました。
狙う決心がついたのは鹿島祐徳ロードレース。長崎ベイサイドマラソンから自己ベスト更新の1時間26分43秒はVDOT53.2でマラソンの3時間00分58秒に相当します。サブ3には少しだけ『足りない』のですが、アップダウンがキツいコースの難易度から考えて、「挑戦権を得た!」と思い込むことにしましたw
その翌週、ジョギングフェスティバルinさざは、本音を言うともう少しタイムを出したかったんですが、前半の向かい風が強烈だったのと、3:59/kmより速いペースで走ることに慣れていなかった経験不足を露呈したものの、最低限40分を切ることが出来たので、『狙う』にあたっての自信をさらに深めることができました。
では、さが桜マラソン本番でどうレースを進めてサブ3をモノにするか。できればぺーサーにつきたいです。問い合わせたところサブ3ぺーサーはSブロックスタート、自分はAブロックスタート。
HAGIRUNチャンネルのHAGIさんが2019年大会に出場された際、Sブロック最後方=Aブロック最前列で、スタートロスが約15秒だったとのことでした。
ただ、コチラの動画を見たところ、Aブロックの比較的前のほうっぽいにもかかわらず、スタートロスが65秒。
Aブロックスタートであれば、スタートロスは15秒から90秒程度見ていたほうがよいかと推測しました。
もし、スタートロス30秒程度であれば、10kmまでを4:12/kmで刻めば、ぺーサーに追い付くはずなので、そこからぺーサー集団に付いてイーブンペースで楽をしながらレースを終盤まで進めて、余裕があればラスト余力を残さずに行く、という皮算用です。
今回は、友人も同じく(というか元々)サブ3狙いなので、ぺーサーに追い付くまでは二人で引っ張りながら前半戦を進めていこうと思います。なお、友人はハーフ1時間25分台がベストタイムなので(10kmなら38分を切ってくるでしょう)、ワタシよりも速いのですが、マラソンだとかなり前にサブ3.5を記録した以来なので、『自重して』w サブ3狙いです。
─ 長くなるのでw 先に総括的な振り返り ─
今回くらいは、もうシンプルに『結果オーライ』で済ませていいような気がしますw が、良かった点からまとめます。
1) 『サブ3への挑戦権を得た』と思い込んでチャレンジしたこと!w とにかくこれにつきます!
2) 詳しくは練習の振り返り記事を改めたときにまとめますが、練習を積めたことにより得られた自信。特に12月後半の距離重視練習期、2月にメリハリをつけた練習ができたこと。12月の3時間走、1月の42.2km走、2月の30km走と三度のロング走。完休日が増えてもいいから練習一度の距離を長めにするスタンス。
3) グロスのサブ3を無理に狙わず、スタートロスと直後の渋滞でネットのサブ3に切り替えた。
4) サブ3ぺーサーにはつけなかったが、友人と中間点過ぎまで二人でレースをすすめることができ、貯金も作れた
5) 無理してでも給水は全部取れた、暑くなってきてからは水も体にガンガンかけた。
6) 30km以降は失速感が出ながらも、計算しながらサブ3達成に最低限必要なペースを維持できた。ここ1、2年の練習で、20km走や21.1kmなどの後半を4:20/km~4:25/kmあたりのペースで乗り切った経験が大きかった(練習でやったことが本番で出来ないはずはない!という思考ができた)。
7) キツくて諦めそうになったときも、サブ3達成したら今までと違う自分になれて自信を持てるようになるから!そのために今キツい思いをしている!と言い聞かせて乗り切れた(`・ω・´)
8) ゴール後まで脚が攣らなかったということは、攣り対策が出来た+攣る寸前まで余力を残さず使い切れていたということですかね? おかげで『完走(一歩たりとも歩いていない)』できました!
反省点は、うーん、『特になし!』で済ませたいんですがw
1) スタート直後は焦りすぎない!w まあ今後はもう少しいいブロックに入れることが増えると思うので、こういうのは今回で最後にします。
2) 食事量は十分というよりも過多ではなかったか? ジェル類もこんなに必要だったか? レース終盤の胸やけ感は身体的な疲労もあいまってしんどかったです。内臓(胃腸)へ負担がかかっていたかもしれません。
3) スタート直前アップとトイレのどちらを優先すべきか判断を誤った。
4) 余計な手動ラップでガーミンの計算しづらくなったw あらかじめズレることを想定して、マラソンは42.5kmでペース算出するとよいという情報を得ましたので、次からはそうしますw
─ スタート前 ─
着替え・荷物整理・準備体操・動的ストレッチを済ませたら8:10過ぎていたので、友人と話して体育館の外へ。
ガーミンのログを取る気も起きないようなペースと距離で軽いアップのジョグをしていたんですが、どうもトイレ小の不安があり(友人も)、直前だと行列で大変なことになってるだろうからと『余裕を持ったつもりで』8:20に並びました。
待っている間に、スタート前セットのエネルギー+カフェイン補給で、ここ最近ルーティンとなったデカビタCゼリー+リポビタンDショットforスポーツに加え、余っていたメダリストを摂ります。ここで木曜日から断っていたカフェインを150mg摂取。
ところが待てども待てどもトイレが空かず、済ませられたのは8:43!ブロック閉鎖に間に合わない危機に瀕したため、ブロックまで猛ダッシュ!ここまで流しを一本もやっていなかった点が少々不安だったのですが、期せずして流し相当のダッシュとなりましたw
そしてこのタイミングで友人とはぐれてしまいます。Aブロックで自分の後方に姿はないので「間に合わなかったのか?」と思っていたのですが、閉鎖直前のドタバタでなぜか自分より前方に入り込めていたようです(苦笑)。
スタートまで15分、あとはその場で出来る動的ストレッチをしながら待つだけ!陽射しも強くなってきて、今はちょうどよさそうな気温も高くなっていきそうです。
─ スタート ~ 5km 20:48 (4:10/km)─ ※以下、"Lap:~"表記部分はガーミンのタイムです
スタート時間は決まっているので、セレモニー・挨拶等「早く終わらせて!」と願ったところでスタート時間が早まるわけではないのですがw 気持ちがはやる一方です。
9:00ちょうどスタート、Aブロックのほぼ最後方、スタートまでにはかなりロスが発生しそうです。スタート時はガーミンのアクティビティを『ラン』で待機させ、表示を時計モードにしておおよそのロス秒数を計算しようと思います。
なかなか進まず、歩きからスロージョグのようなスピードで気持ちは焦る一方、スタートラインを通過する際の時計表示は9:01:30!約90秒のロス!Dブロックスタートだった福岡マラソンですら36秒ロスだったのにこれは痛い!この時点で1kmあたり2秒以上早く走らないといけないグロスでのサブ3は現在のワタシには少々厳しいと考え、まずはネットでのサブ3を目標に走るようにプラン変更。
スタートラインを通過して勢いよく行こうとするも、すぐにつっかえてしまいペースはなかなか上がらず、今回は福岡マラソンの反省を踏まえて、序盤は極力脚を使わずに走ろうと思っており、ある程度は集団の流れに任せるともりだったのですが、ガーミンのラップペース表示が5:00/kmを切らないどころか5:30/km前後を表示することもあったため、さすがに危機感を覚え、隙間を見つけてペースを上げることに。
しかし、隙間を見つけてもすぐにまた前につっかえてしまい、急ブレーキ。Sブロックはサブ3.5実績のある人までですが(要記録証提出)、Aブロックはサブ4目標申告くらいの人まで含んでいるんでしょうか、ランナー毎のペース差がかなりバラついている状況です。正直、ちょっと危ない(だったら渋滞解消されるまで飛ばすなという話ではあるのですが…💦)
隙間を見つけてもすぐにストップ&ゴーの繰り返しで、脚に却ってダメージを残しそうなので、ここで多少蛇行して走行距離が長くなってもよいから大きなスラロームも交え、極力ペース変動のないようなコース取りをすることに。Lap1:は4:07.4!完全なオーバーペースでの入りとなりましたが、渋滞にハマって借金スタートのストレスを抱えた状態でレース進めるよりも結果的にはよかったように思えますw
1km通過後も大きくスラロームしながらペース・リズムを落とさず走っていたら、いかにも陸上競技経験者っぽい身のこなしの若者がスルスルと隙間を見つけてスラロームしながら密集を抜けていくのを発見しました。とりあえずペースも近そうだったので後ろにつくことに。
するとこの若者すり抜けが上手いこと上手いこと。一気に密集をかわし、渋滞も徐々に解消され、Lap2:4:08.8。
よし、ここからはマイペースでと思ったんですが、リズムのよい若者についつられて走ってしまっておりましたw しかし2.5kmあたりで、下手したら4:00/kmを切りかねないペースで進んでいることに気付き、ここで若者の後ろから離脱(おかげでいいリズムに乗れました、ありがとうございました)。マイペースに移行します。Lap3:3:50.4はガーミンの自動ラップが50m以上ズレてしまったので距離表示箇所で手動ラップしています(結果的にはわかりづらくなったし、その後短めにずれることはなかったので、手動ラップしなければよかったと思いましたw)。実際は4:06前後で走っていたと思われます。
3km過ぎ、友人がワタシを見つけてくれて合流。どうも序盤の暴走でいつの間にか抜いていたようです(※合流するまでは自分のほうが後方だとは思っていないw)。グロスのサブ3は厳しいね~ということで意見は一致、まずはネットでのサブ3を改めて目指していきながら同走します。Lap4:4:06.9!「落としたつもりがまだ速い!」ということで、さすがに4:10/km切るのは極力止めておこうと話し合いましたが…。
Lap5:4:11.4。ようやく適正ペースに落ち着いた?それでもまだちょっと速いのですが、リズムは取れてきていたので、変にイーブンペースにきっちり合わせようとしてリズムを崩してもよくないですし、ちょっとずつですが貯金を作れているので、そのほうが後半~終盤の安心感にはつながるかと考えていました。4.3kmの給水は水をひと口ふた口摂りました。陽射しが徐々に強くなり暑いレースになりそうな雰囲気です。
─ 6km ~ 10km 20:56 (4:11/km) ─
やはり合流して一緒に走ると楽ですねー。友人はどちらかというとピッチ型の走りで(180spm以上、たしか190spm近いのかな?)、ワタシはストライド型(180spm未満)なのですが、友人のリズムをパクるような感じでw いつになくピッチ重視で走れていたように思えます。必要以上に重心を上下移動させながらストライドを伸ばすような走りを控えることが出来ていたように体感があったのですが、データを振り返るとガーミン255のみではわからない上下動や左右のブレはともかく、ピッチとストライドに関しては実際そうだったみたいですね。
Lap6:4:10.5、Lap7:4:12.8とほどよいペースで進行。6.9km地点ではアクエリアスも水もしっかりいただきます。直後の7kmでPIT INジェルを摂取、「うえ~、甘すぎる」。
カラダが温まってきたのか、速いピッチのままでストライドがキモチ伸びたのか、また4:10/kmを切るようなペースに。Lap8:4:07.5、Lap9:4:08.8、Lap10:4:09.5。そのままのリズムで進みます。
─ 11km ~ 15km 20:53 (4:11/km) ─
10.1km地点で水を摂り、暑さが気になり出したのでカラダにかけての対策もこの時点からやります。何事も早め早目が大事かと思います。Lap11:4:07.4。
そしてLap12:4:05.6!「これはちょっと速すぎる、自重しよう」と伝えます。それでもあまり落ちずLap13:4:07.3。12.6km地点はアクエリアスを摂り、水はカラダにかけました。この辺からキツいわけではないけど、徐々に呼吸が荒くなってきたように記憶しています。
Lap14:4:12.8、ようやく少しペースが落ち着きました。14kmで二つ目のPIT INジェルを摂取。このペースでのジェル摂取は手間がストレスになるし負担感も強いですね、甘すぎて美味しくないしw Lap15:4:11.3。
─ 16km ~ 20km 21:01 (4:12/km) ─
15.1km地点で給水+冷却、Lap16:4:09.9、Lap17:4:09.8、17.8km地点でアクエリアスと摂り、水も摂り、水もかかる、と、この辺から給水地点の作業が大忙しですw かけ水がこの辺りからあったのかな~? あったら「お願いします!」と伝えてかけてもらってましたw Lap18:4:10.7。この辺からなんとなくサブ3ぺーサー+集団っぽい一団が目に入っていたように記憶しています。
Lap19:4:14.19、Lap20:4:14.1。特に何か意識したわけではないですが、レースペース近くに落ち着いていますね、タレの兆候か?
─ 20km ~ 25km 21:17 (4:15/km) 中間点通過タイム1:28:17─
20.8kmで水を摂り、水をかけ、Lap21:4:09.9。この辺りはスライド(先行ランナーとすれ違い)ゾーンだったのでテンションも上がって、再び速いペースに。
中間点通過は手元で1:28:20くらい?(公式:1:28:17)。「結構貯金ができて、スタートロスも取り返したのに、まだサブ3ぺーサーには追い付けないのか~」などと思うも、「4:15~4:16/kmを維持できればネットでもサブ3いけるじゃん!」と元気が出てきます。なお、中間点通過タイムがハーフマラソンのセカンドベスト相当ですw 中間点過ぎたあたりで、ちょっと暑さと発汗が気になる状況だったので、塩ジェル二つをゆっくり摂取します。なお、中間点の時点でガーミンは100m以上ズレています(21.2km強でした)。
ここからはサブ3イーブンペースを維持さえしておければOKなんですが、さが桜マラソンの超フラットコースだと、この辺りのちょっとしたアップダウンでリズムが乱れだすようになりました。そして、これ以降の距離を4:15/kmペースで押していくというのは完全に未知の領域です。さあどうなる?Lap22:4:14.1。
Lap23:4:13.8、「これでOKOK」と思いながら走っていますが、吉野ケ里公園に入ったあたりから友人が自分より前に出たり並走することがなくなって、常時自分が前に出ている状況になりました。友人はタレだしてきた?自分もそろそろタレる?不安になってきます。
23.8km地点、賑やかしいエイドでそうめんや苺がありましたが、食べる余裕などないのでアクエリアス摂取+給水+水かけ。Lap24:4:12.2。そしてLap25:4:15.4、ほんのわずかですがついに4:15を上回るラップが記録されてしまいます。
─26km ~ 30km 21:32 (4:18/km) ─
25.1kmで給水+水かけ、どうも若干ですがお尻・ハムのあたりに攣るかもしれないような予兆的感覚が出だしました。ここは『予防』の対処を早めにということでコムレケアゼリーを摂取、「うう、マズい…(´・ω・)www」。 Lap26.4:14.2でなんとかギリギリ4:15以内に復帰。
しかし、ここからが試練の始まり、後ろを振り返ると友人は完全に遅れだしています。ワタシもキツいながらも出力維持しているつもりなのに、Lap27:4:18.0、ついに4:15はおろか4:16にも届かないラップが!
27.1km地点で給水(ここはOS-1だったかも!OS-1初めて飲みましたが結構味がついてるんですねw)+水浴び、Lap28:4:17.3で戻せず。ここでマグオンを摂取。
Lap29:出力を落としてるつもりはないのに4:21.0!ついに4:20オーバー!さすがにヤバい!ということでカフェイン(別容器に移したモリピン)摂取、「不味い!でも頼むから効いてくれ!」の心境。
29.6km地点の充実したエイドを横目にアクエリアス摂取+水浴び。ここらへんで胃腸が重くゲップが出そうで出ないような胸やけ感というか重い不快感が。PIT INがひとつ残っているけどちょっと摂れそうにない(こういう面もマラソンの体力勝負なところかもしれませんね)。Lap30:4:16.0!カフェインが効いたのか戻せた!30km通過は2:06.30あたり(公式:2:06:27)。
手元のカンペを見たところ(30km:2:07:58)、現在ネットのサブ3に対して貯金は1分30秒弱。これはグロスのサブ3はここから4:15/kmに戻せない限り不可能、非常に厳しい状況。しかしネットならば4:22~4:23/kmで行ければ達成できるはず、ここは確実にネットのサブ3を取りに行こう、贅沢を行ってはいけないw
─ 31km ~ 35km 21:46 (4:21/km) ─
31km手前の折り返し地点あたりで、サブ3ぺーサー集団との差が約30秒強であることを確認。ここまで結構頑張ってきていたのかもしれないw 気持ちを奮い立たせてLap31:4:15.8!2km続けて戻せた!
ただ前2kmの反動からか失速感が出てしまい、Lap32:4:23.2。出力を維持してるつもりなのにペースが落ち、気持ちだけではなく体感的にもこの日ここまでなかったようなキツさが来て、「サブ3とかもうそういうのはシンドイから、ある程度楽なペースまで落として自己ベスト出せればいいのでは?」と弱気な気持ちがもたげてきます。
しかし、その弱気が来てしまった直後に残り10kmの距離表示!ガーミンの累積タイムは2:15:40あたりを表示、ということは、「残り10kmを44:20で行けばいいので、え~っと、え~っと (なかなか頭が回らず計算できないw) 4:30/kmで45分だから、10kmで40秒削る必要があるということは、4:26/km!ガーミンの誤差を考えたら4:25/kmを維持できていればネットのサブ3いける!」。急に元気を取り戻してLap33:4:17.8!
33km地点のエイドを眺めつつアクエリアスを摂り、水をかけて頭の中を整理します。「4:15/kmより速いペースが必要なグロスのサブ3は無理、ネットのサブ3を目指す」と改めて決断。
「ネットのサブ3には貯金があり4:25/kmでOK」・「体感的に4:20/kmが恐らく今の限界値」・「脚、特に尻・ハムストリングスに攣るような予兆感がある」点を踏まえると、「4:20~4:25/kmあたりのある程度『安全な』ペースで巡行し、脚が攣ってチャレンジ終了のリスク回避に努めよう」と判断。
あとは「4:20~4:25/kmペースは練習の20km走や21.1km走の後半で、キツくなってもやれていたペース、自分に自信を持て!」、「練習の3時間走でも42.2km走でも脚は攣らなかった、今日も絶対に攣らない!」と暗示をかけて、Lap34:4:21.0!「よしよしこれでOK」のはず!
さすがにレース前半より出力が相当落ちている感がアリアリです、自分の周りには小規模な集団もおらず、あたりはみな単独走なのもあってか全然前に進んでいる感じがしません。しかし必要と判断したペースは維持できており、Lap35:4:23.2。累計タイム2:28:15あたりで通過しており、カンペリストバンドのデッドライン:2:29:18に対し、まだ60秒以上貯金がある。30kmからかなり(30秒近い)喰い潰してしまったのが少々気になるが…。
─ 35km ~ 40km 22:01 (4:24/km) ─
35.1kmでもアクエリアスを摂り、水をかけます。ガーミンの距離ズレがおおよそ200m前後、1分弱の誤差であることを確認しながら走っていました。Lap36:4:20.4
ここでさが水ものがたり館前の登り坂が来ます。高低差10mにも満たないと思うんですが、この超フラットコースの終盤だと、この程度の坂でもリズムが一気に乱れ失速、ここはガーミンのラップペースも4:30/kmより遅かったはずです。気持ちばかり焦る状況でなんとか坂を登りきると…。
沿道の応援は市民ランナーにとっても、本当にありがたいものです、キツいとき、終盤の励ましてくれるような声掛けは「なんとかがんばろう!」という気持ちを奮い立たせてくれるものです。
ところが坂を登りきったあたりでかかってきた大きな声は、「おいおい、もっともっとがんばらんかー!、気合入れんかー!」みたいなものでした。恐らくこの日一番肉体的に一番キツかったポイントで、このまま失速したままだったらどうしようという不安を抱えていた状況だっただけに、思わず「やかまし、お前が走ってみろや!」と言い返したくなるような怒りがこみあげてきました(もちろん言い返しませんけどw)。今後もし自分が沿道で声かけするときは走っている人が気持ちを奮い立たせてくれるような言葉をかけるよう意識します。
怒ったところでカラダは動かないし、登りのキツさが収まっていく状況、フラットになったところで脚の使い方が変わっての脚攣りに注意しながら一歩一歩進め、Lap37:4:27.1!「ヤバい!この日一番の遅いラップがここで来てしまった…」。
河川敷のようなセクションに入り、37kmの給水もアクエリアスを摂り、水をかぶります。そしてついに残り5kmの表示!いよいよファイナルカウントダウン!w ガーミンの累計タイムは2:37:50あたり。「ということは5kmを22:00強で走ればいいわけだから、引き続き4:25/kmでは走る必要があるわけか…」。先程の4:27.1というラップはかなり精神的に大きなダメージを与えてくれたようでまたも弱気になってきます…。
とりあえず、ガーミンのラップペースは4:25/kmよりは速い、「いけるのか?」と自問しながら走っていたら、Lap38:4:19.8!「やれるやっか!自分!」。
こうなると「サブ3達成して胸を張りたい、もっと自分に自信を持ちたい(ランニングだけに限らずねw)」という想いが強くなってきて、出力をなんとか維持しようとしながらゴールへ向かいます。残り4km地点で2:42:10あたり、「少し貯金ができたはず!」。
38.8km地点、正直もう何も口にしたくたいけどアクエリアスは半ば意地で摂ります、水もかぶりまくって、Lap39:4.22.6!いい感じで刻めています。
残り3km地点、2:46:40あたりで通過!数秒の貯金を増やせたことに安堵し、Lap40:4:22.6!40km地点を通過、「2:50:10を過ぎたくらいか?」、カンペリストバンドは2:50:37、「4:30/km近くまで落ちてもなんとかなるはず!」。
─ 40km ~ ゴール 9:32 (4:20/km) ─
残り2km地点、2:51:00を過ぎたあたり。改めて「4:30/km近くまで落ちても」OKを再確認。ラストスパートをかけたいところですが、尻やハムストリングスにピリピリとした刺激痛が強くなってきます。ここはラストスパートではなく、細心の注意でもって現在の出力を維持、40.6km地点、アクエリアスを頑張ってひと口だけ摂り、水は全身にかけまくります、Lap41:4:20.5。
残り1km地点、2:55:20過ぎたあたりで通過、「4:30超えても大丈夫!ペース云々よりも、とにかく脚を攣らせないよう気を付けて…」。
もうすぐゴールなのを実感しながら走っていましたが、尻とハムストリングスのピリピリした刺激が最高潮に。冷や冷やしながら慎重に走り続け、Lap42:4:21.0。ガーミンがしっかり200mずれているので、残り400mかw
残り200m地点、もう大丈夫でしょう、少しだけ出力を上げ、最後だけ4:15/kmより速いペースに戻して、競技場に入ってからの直線は噛み締めるように、時計も何度か見なおしてネットのサブ3達成を確認しながらゴール!!ガーミンの表示は2:59:45!!
ゴール後は、やはり「やった!」と声に出ましたw そして感極まってこみ上げて来るような何かと目頭が熱くなるのを確認した次の瞬間、それが吹き飛ぶような体力の限界近い疲労感が襲ってきて、とにかくなにもかもがキツい!膝に手をついたまま動けなくなり完全に抜け殻。
ボランティアの学生さんがフィニッシャーズタオルをもって来てくれたのですが、「ちょっと待ってください」とお願いする始末でしたw
1、2分くらいフリーズしてようやくタオルを受け取り、ボランティアさんに柄杓で水をかけてもらいます。女の子が遠慮がちにかけるので、「じゃんじゃんザバーっとかけて!www」とお願いしました。午後になり暑いくらいだったので気持ちよかった!
アミノ酸とミネラルウォーターを受け取り、芝生に座り込みます。そして靴をいったん脱ごうとした瞬間、左右の尻・ハムストリング・前腿・脹ら脛が一気に攣りました!本当に限界寸前だったんですね!w 「なんとか最後まで持ってよかった」と心の底から安堵しました。
─ ゴール後 ─
天気が良すぎて、ウェアの汗やかぶった水も一気に乾いてきますねw 下半身の甚大なダメージは福岡マラソンのときと同じくらいでしょうか、ちょっと動くと攣ります。そして内臓(胃腸?)の負担も大きいようで、給水しっかりできていたということなんでしょうけど、胸やけのような感覚があります。とにかく疲れた…。でもこの距離で最高の結果を残せたという事実がそれを気にしないでいいようにしてくれます。
正直ゴール直後の多幸感や達成感では、2回のハーフマラソンのほうが大きかったように思えますが、おそらくこの日は心身ともに全力を出し切ってボロボロの抜け殻状態でもう無心に近かったんだと考えます。この日の昼食で乾杯してから以降に、ようやくしっかり感慨を噛み締めることができましたw
─ まとめ ─
地元九州でこのような大会が開催されたことに心より感謝申し上げます。何がよかったかというと、とにかくコースにつきます!誇大広告一切なしのw 超フラットな高速コース!あえて言えばあまりにもフラットすぎてちょっとしたアップダウンが『難所』に感じてしまう点が欠点でしょうか。間違いなく掛け値なしで自己ベスト狙いにぴったりな最高のコースです。
川内優輝選手のコメント(サブ10を狙いに行ってたが2:11:32)によると、エリート選手・準エリート選手にとっては少々『暑い』レースだったようですが、市民ランナーにとっては許容範囲だったと思います。
2月あたりの開催だったらさらに記録も狙えると思いますが、『桜』マラソンと銘打ってるのでそこは仕方ないと思いますw
あとは学生ボランティアさんがとても多くて、フレッシュな声掛けに元気を貰えました。
不満点というか今後への要望としては、やはりスタート前のトイレ渋滞。男子の小専用を増やすなどしてもう少し改善してほしいですね。ただ来年はSAGAアリーナが出来ているので、更衣場所も含めていろいろと変化があるかもしれません。
もう一点はスタートブロック分けですかね。福岡マラソンに比べるとスタート地点の道幅は狭いのでなかなか進みません。またSブロックがサブ3.5まで、Aブロックはサブ4からサブ4.5あたりの申告ランナーっぽいところまで含んでいたようですが、今回のワタシのようなサブ3目標以上の人がAブロック後方からスタートとなると、スピード差が大きいのでちょっと危険に感じました。
なので、目標(申告・実績)タイムに基づくもう少し細かいブロック分けや整列順等があったほうが、記録狙い・自己ベスト狙いを売りにしている大会ならスムーズ且つ安全なのではないでしょうか。
スタート時間の9:00は、近隣県等から電車移動するには少々早くて、佐賀駅到着からかなりバタバタしたスケジュールになるので、あと30分から1時間遅ければとも思いますが、そうなると後半の気温上昇がきつくなる可能性がありますし、なにより交通規制がたいへんですもんね。開催日限定で臨時列車等出してくれないかなーw(昔あった九州主要駅各地発着の夜行列車みたいなやつでもいいようなw)
─ 今後の目標 ─
念願だったサブ3(ネットタイム)達成ということで、今後は常に自己ベスト更新できればと思いますが、次はグロスタイムでのサブ3をまずは目指したいと考えています。
また、VDOT指標だと、ハーフマラソン:1:26:12、10km:38:56、5km:18:47ということなので、この辺の自己ベスト更新にもチャレンジしていきたいと思います。
あと、これまでレースはヴェイパーフライネクスト%一辺倒だったので、アディオスプロ3(まだ下ろしていない)など他の靴での出場も試みてみたいと思っています。
最後に、一緒に走ってくれた友人と、その友人と高校生のとき以来の縁を繋げてくれた悪友に心より感謝申し上げます、本当にありがとうございました。おかげでランニング始めてから最高の経験ができました!